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February 17, 2007

またまたまたまた柳沢失言

もうこうなったらどうなんでしょうねえ?な感じの柳沢失言。

産婦人科医が減っているのは出生数の減少で医療ニーズが低減した反映

2月7日の衆議院予算委員会で、柳沢厚生労働省大臣はこのようにのたまったそうです。

うーん、経済畑一筋で、経済至上主義の柳沢氏として、市場経済の仕組み上、少子化による産婦人科医減少というのは、神の見えざる手によるものであり、いたしかたないとな?

…ガッシャーーーーーーーーーーーン!!(←卓袱台ひっくり返してみました。ああ、みそ汁拭かなくちゃ…

医療っていうのはさあ、社会インフラであって、ニーズの減少に依ってその数が増減するべきものではないでしょう。でもって、そこをちゃんとコントロールするのが、厚生労働大臣でしょう。違うんですか?私の認識が違うんですか??

ニーズの多寡に関わらず、インフラは整えないといけない、っちゅーことで、北海道には熊と鹿しか通らないような道路でも多額の公金注ぎ込んで走らせてるんですよね?いや、別に北海道だけじゃないですよ。九州だって似たようなもんですよ。ぶっちゃけ、市街地以外そんな渋滞しませんからね。国道をきっちり整備していただければ、高速道路とかバイパスとか、そんなにたくさん要りませんよ。

日本医師会も、製薬会社とばっかり手を組んでないで、もうちょっと現場のことやって欲しいですね。

結局、道路は国交省⇔ゼネコン⇔地元の土建屋⇔日雇い労働者および出稼ぎ労働者、っていう、非常に分かりやすい構図があったんだと思うんですよ。池田理代子氏の名作「ベルサイユのバラ」の中で、革命の少し前、大雪の降ったベルサイユで、国王が「パリから失業した男たちを呼んで、雪かきをやらせるとよい。賃金をたっぷりはずんでな」っていうシーンがありますが、全く同じ。19世紀から進歩無し。

産婦人科医とか小児科医の増減って、そういう分かりやすい利権の構図って、無いでしょう。癌治療とかと違って、新薬試せるわけじゃないし。やたらめったら薬出すわけに行かないし、切るわけにもいかないし。

そもそも、薬出さないと儲からない、切って縫わないと儲からない、っていう、医療の構造が問題だと思うんですが。(技術とか、そういう"見えないもの"に金を出さない日本人の体質も大問題だ)

で、そういう構造とかもひっくるめて、なんとかするのが大臣のお仕事なんではないでしょうか?ね?ね?ね??

私はたまたま都心部に住んでるんで、通える範囲内に5軒くらい小児科があります。よりどりみどり、ですよ。
でも、妹の住んでる田舎だと、通える範囲に一軒しかないから、医者との相性が悪くても、ガマンして通うしかないんですよ。医者から患者へのパワハラって、結構あるんですよ。特に、選択肢の無い田舎に行けば行くほど。特に小児科って、パワハラが発生しやすいんですよ。はっきり言って、子どもの病気も発育も、問題あったら全部、お母さんの育て方のせいにすればすみますからね。

首都圏に住んでいると、地方の暮らしのことが分からなくなる。でも国民の8割は、地方に住んでいる。メディアも政治かも、それを忘れちゃいけないと思う。(だから私は、常に全国の地方を意識している共同通信社の記事が好きだ)

柳沢大臣の今回の失言は、医療の現場を見ていないとか、ちょっと前の医療訴訟以来に周産期医療が置かれている辛い立場を理解してない(それもどうなんだ)とかいうこともあるけれど、医療を選ぶに選べない、地方に住む人の生活をすっかり忘れているか全く知らないかではないか、と思いたくなる内容だ。

でもって、メディアもそこに気づいていない。

私がキー局のニュースしか見られないから、知らないだけかもしれない。
地方局や地方紙のどこかが、過疎化と医療過疎と今回の柳沢失言について、激怒してくれていることを祈る。

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