映画「靖国」上映自粛で、毎日新聞にツッこんでみる
香港国際映画賞で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、映画「YASUKUNI」が、週刊誌などで「反日的」というバッシングを受けたり、せっかく文化庁から助成金が出ていたのに自民党が「(反日的な映画に助成金を出すのは)オカシイ」とか言い出して、上映を予定していた都内5館の映画館で相次いで上映中止を決め、国内での公開の目処が立たなくなったとらしい。
この記事で不思議だったのが「自民党議員の一部から助成の妥当性を疑問視する声が上がり、全国会議員を対象とした異例の試写会も開かれた。」という下り。
「自民党議員の一部」って誰よ?ねえ、知りたくない?隠すことじゃないでしょ?
っつーことで、早速毎日新聞社に電話して聞いてみた。
対応に出てくれたのが誰なのかはわからないが、「記者の判断もあるので、具体的な名前は明かせない」の一点張り。
「でも、国民には知る権利ありますよね?」と聞くと「それはそうですが、記事に書いてあること以上は電話ではお話できません」との答え。
おお、知る権利が有ることを認めたぞ、ということで、「匿名にする必然性も無いと思うんですけど」とシツコク畳み掛けるワタクシ(笑
電話口の相手も「自分もそう思いますが、記者の判断ですから」と、これは口が滑ったのでしょうか。そこで、
「記者だけじゃなくて、デスク判断や毎日新聞としての判断もあるんでしょう?」
(要するに、お前ら自民党にへつらいやがったな)とさらにツッこむと「まあ、そういうことです」だってさ。
ほかにも、他の記事は基本的に記名記事なのに、この記事だけ匿名なのか、とか色々突っ込んだんですが、敵も然る者、型どおりの答えではぐらかされ、「これからも記事を楽しみにしていますから、頑張ってください」と言って電話を切りました。
で、その後、asahi.comをチェックしたら、ちゃんと議員名が出てましたよ。
「この映画をめぐっては、公的助成金が出ていることを疑問視した自民党の稲田朋美衆院議員側が文化庁に問い合わせたのをきっかけに、国会議員向けの異例の試写会が3月12日に開かれた。」
ってね。
だからさー、隠すことじゃねーじゃん<毎日新聞
ちなみに稲田朋美衆議院議員のプロフィールはこちら。
まあ、とりあえずバリバリの保守議員らしいことは分かるが、たかが議員一期生が疑問を呈したくらいで、全議員向けの「異例の試写会」が開催されるほど、自民党が柔軟な組織なのかは甚だ疑問w
毎日新聞では「一部の」と複数の議員から疑問が呈されたことが示唆されていることから、朝日新聞も関与した大物議員の名前は出せなかったということだろう。
まあ、町村・安倍・麻生あたりだと思うんだけど。
町村・安倍はNHKの番組に介入した前科があるので、「相変わらず表現の自由に介入するのか!」ってなっちゃってヤバイもんねー。
さて、記事からは上映自粛と自民党の「異例の試写会」の関係性は明らかにされていません。あくまでも映画館の自主判断とされています。「抗議の電話がかかってきた」とも書かれてるし。(街宣車からの抗議については、どういう内容なのかは分かりませんが、立派な威力業務妨害なんじゃないでしょうか? 取り締まってくれ<警察)
自民党のやってることは、陰湿なプレッシャーだとも思うのですが、とりあえず「抗議の電話がかかってきたから」上映を中止するというなら「見たいから上映してくれ」と電話をすれば上映してくれるのでしょうか。
メディアにツッこんだところで、次は映画館に「リクエスト」の電話をしてみたいと思います。
だって、最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品だよ。私は純粋に「芸術作品を見たい」という欲求と「海外から見た日本を知りたい」という好奇心から、「YASUKUNI」を見たいと思います。


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